「文系=遊んでる」に物申したい
初対面の相手に「文系?理系?」と聞かれることは多い。
その質問自体はよくあることだし普通の質問だと思う。
自分が「文系」と答えると「ああ、じゃあ遊んてるんだね」と返されることがある。
相手にとっては何気ない返しで普段は特に何も感じることはないが、この言葉に無性にイラっとすることがたまにある。
世の中的に「文系大学生=勉強せずに遊んでる」という印象は少なからず持たれていると思う。
確かにその図式は当てはまることはあると思うし、実際に大学の勉強を適当に済ませて全力で遊びに興じている子もいるとは思う。
でも文系でも真面目に自分の専攻と向き合っている人は大勢いる。
私自身ド文系として今まで生きてきたし、私の専攻は文系の中の文系と言っても過言ではないと思う。
所属する学科では数式も統計グラフもほぼ出てこない。
その中でもひたむきに研究に取り組む院生の先輩もたくさんいるし、その背中を見てきて「自分もそうありたい」と思う部分があるからこそよりそう感じるのかもしれない。
そういった「文系でもしっかり勉強している人」が頭ごなしに否定されて、「文系大学生は勉強することないでしょ」くらいに言われることは正直気に食わない。
まあ、しょうがないことなのかな。
結局、そんな偏見が跋扈してる世の中ではその本人が「大学で何を目的にしてるか」次第になってしまうのか。
割り切りたいと思いつつも「文系=遊んでいる」と勝手に括られるのに納得しがたい部分を感じている今日この頃である。
教育バイトにも種類がある(塾バイト・家庭教師)
塾バイト=塾の先生っていうイメージがあると思うんですよね。
その認識は合ってると思うんですけど一口で「塾でバイトしています」ていっても意外と種類はあるんですよ。
そんなわけで塾バイトの職種と同じ教育系のアルバイトである家庭教師について偏見100%で紹介していきたいと思います!
①集団塾の講師
これはイメージ通りだと思います。
集団(大体8人~多くて20人)に対して授業をする人です。対象生徒は塾によって小学生・中学生・高校生と幅広いです。
基本的には一人当たり1~3教科担当するイメージですね。(これは校舎次第)
授業数はその人次第です。
人手不足な塾とかだとまあまあ稼げます。
これから紹介する中では(多分)一番求人票に書かれている額だけみれば高いと思います。(1000円代後半から3000円くらい)
まあ一番ブラック職場に当たる確率が高いとも思いますがね。
【注意】
求人の待遇を見るときに1コマ○○円って書かれているのには注意してください!!
1コマ=60分は基本ないので、その数字には必ずウラがあります。
1コマは大手塾だと90分であることが多いので時給換算すると意外と割が悪かったりすることがあります。
②個別塾の講師
1~3人くらいの生徒に対して授業をする先生です。
時給自体は集団塾より低いが(最低賃金~1300円くらいかな)、授業をする必要がほぼないという強いメリットがあります。
塾によっては質問対応だけで1コマ終わるなんてこともあるみたいです。
ハードな仕事を振られることはほぼないので大学生からの人気は割とあると思います。
「授業やってる時間は実質休憩w」なんて舐めたこと言ってる知り合いもいましたね。
ただ真面目に取り組んでる塾や先生も当然いるので、そこは場所次第といったところでしょうか。
③予備校のチューター
これも大学生でやってる人が多いバイトです。
聞いた話によるとめっちゃ楽らしいです。(実際は校舎によりけりだと思いますが)
東進や河合塾みたいな予備校で質問対応や校舎内の事務をやってる職種ですね。
時給的には個別塾と同等かそれよりはちょっと低いくらい。
生徒に対して授業は全くやらないので、自分が通ってた予備校のチューターは大概自分の大学の課題をやってましたね。
その代わり週1くらいのペースで行われる生徒との面談という仕事があります。
終わりも22時くらいで、その後教室清掃などが済んだらさっさと帰れるので集団塾に比べたら帰宅時間も早いと思います。
しいてデメリットをあげるならばそれなりの大学でないと雇ってくれないことがあります。(集団塾は意外とそこらへんは緩い)
④集団塾の事務
集団塾は講師と事務の2職種あることがあります。
塾での事務は保護者向けのお知らせの作成や入塾書類のセットを作るなどの資料作成がほとんどです。
時給は飲食業と同じくらいですね。
あんま生徒とコミュニケーションを取りたくない人にはお勧めです。
⑤家庭教師
説明不要かと思いますが、担当生徒の家に行って基本1対1で指導をします。
教える科目については自分で選べることが多いです。
時給は正直ピンキリなので一概には言えませんが、学歴がいい人は間違いなく家庭教師が一番稼げると思います。
早稲田とかになると時給3000円もらってるなんて人もいます。
羨ましい限りだ…
ただ生徒との関係性が他以上に大切になってくるのである程度のコミュニケーションスキルは必要になると思います。
おわりに
教育に関わるバイトで代表的なものを挙げてみました。
個人的にはいい大学に入った人なら時給的に家庭教師一択だとは思いますが、それは個人の好き嫌い次第です。
あくまでも自分の経験と聞いた話をベースに書いただけなので、あくまで参考程度にしておいてください。
塾講師のリアルな仕事内容をご紹介
こんにちは!
今回は具体的な塾講師の仕事内容について紹介していきます。
各塾によって仕事内容は様々ですが集団塾でバイトをしていた私の経験をもとに書いていくので、集団塾メインで書いていきます。
個別塾については多少内容が異なってくると思いますがそこはご了承下さい。
塾講師を考えている人は参考にしてみてください。
塾講師の仕事内容とは?
①生徒に教えること(授業編)
これが塾の仕事の中で一番大切です。(当たり前)
集団塾でも個別塾でも生徒に分かりやすく説明することが求められます。
集団塾では授業中に生徒を広く見渡して、理解度をはかりながら進行していきます。
生徒から質問が出ることもあるため、授業をしている単元について自分自身の理解度も高めていく必要があります。また、授業中にうるさい生徒がいる場合などは、生徒指導を行うこともあります。
個別指導塾では一度に指導する生徒が集団塾より少ないため、よりきめ細やかな指導を行うことが出来ます。授業の進みも生徒に合わせて行うことが出来る反面、生徒が理解するまで向き合うという姿勢が必要になります。
②生徒に教えること(授業外編)
集団塾では授業後に生徒が質問をしに来ることがあります。その子たちの意図をしっかりくみ取った上で指導を行うことは、生徒の理解度を高めるだけではなく、生徒からの信頼を勝ち取る上でとても大切になります。
そのため塾講師として生徒とコミュニケーションをとるうえでとても大切な仕事内容となります。
また適宜、プリントを作って渡したり、丸付けをして生徒に返す等の作業を行うこともあります。
③授業準備
集団塾特有の仕事として授業準備があります。
これはその名の通り授業をするために自分自身勉強したり、授業の進行を設計していくことですが、これがなかなか大変な仕事です。
もちろん「しない」という選択肢を取ることもできますが、授業準備を怠っていざ授業を行うとよほどアドリブが利く人でない限り、間違いなく授業が破綻します。
特に新人講師や苦手な科目を担当させられた先生は、「めんどくさい」と思っていても授業準備をしっかりすることをおススメします。
しかも、厄介なことにこの授業準備にかける時間は時給に含まれないことが多いです泣
一部の塾では授業準備の時間も時給を出してくれることもありますが、そんな塾はそう多くないのが現状のようです。
デメリットしかないように映ると思いますが、授業を円滑に進めるためには必要なことなのでしっかりと取り組んでいる先生は多いです。
③事務作業
塾の事務作業は多岐にわたり、授業記録の作成や教室の清掃、教室内に貼ってあるポスターの貼り替えや宣伝用の資料(入塾希望者に渡す資料一式のこと)の作成、チラシ配りや電話応対などがあります。
塾によっては専門で事務を行う人を雇っている場合がありますが、そうでない場合だとこれらの仕事はバイト講師たちが行うことになります。
これは人ややり方によって楽しい・楽しくないが分かれる傾向にあります。私個人の感想でいえば、他の先生たちと話しながら資料を組むのはあまり苦に思いませんが、一人でこれらの作業をしていると「面倒だな」と感じます。
④保護者対応
これは正直バイトがすることは少ないと思います。
バイト講師であっても電話対応や保護者とコミュニケーションをとるという場面に遭遇することはあります。しかし、保護者面談や志望校を決めるときに行う進路面談、金銭面が絡む場面について基本的に正社員の先生がやってくれるので、そこはあまり心配する必要はないと思います。
おわりに
塾講師が日々やってる仕事内容について紹介しました。
もちろん各塾によってやってることは変わってくるので、一度バイトする前に確認してみるのもいいかもしれません。
塾バイトを3年務めた僕が思うメリット・デメリットとは?
大学生になると多くの人が行うアルバイト。そのバイト先として塾講師を考えている人もいるかと思います。
私も大学生になってから塾講師を始めて現在まで続けているので今回は塾講師とするメリット・デメリットについて紹介していきたいと思います。私の主観100%で語っていくので、独断と偏見がだいぶ入っています。
あくまでも参考がてらに読んでみてください。
- 【メリット】
- ①他のバイトに比べると時給がいい
- ②人に説明する力が鍛えられる
- ③生徒の成長を通してやりがいが感じられる
- ④基本夕方以降なので大学の講義などと被る心配が少ない
- ⑤長期休暇で一気に稼ぐことが出来る
- 【デメリット】
- ①勤務日が固定されることが多く、休みがとりにくい
- ②ある程度の学力が必要
- ③希望通りの科目を教えられるとは限らない
- ④帰宅時間が遅くなる
- ⑤スーツを来て塾に行かなければならない
- まとめ
【メリット】
①他のバイトに比べると時給がいい
大学生に多い飲食系のバイトは時給が最低賃金に設定されているなんてこともありますが、それらに比べると塾講師の時給は割高になっています。時給は学歴や経験などを見て決められる場合もありますが、
個別指導の塾→大体1200円前後
集団塾の講師(授業給)→1000円台後半~2000円前半
くらいの時給で働くことになると思います。ただし集団塾の場合授業給と事務給に分かれている場合が多く、授業給は良くても事務給は最低賃金ギリギリなんてこともあり得ます泣
また事務給が出ない塾もあるためそのような塾は要注意です。
とはいえ、それを差し引いてもバイト代は高めなので、割がいいバイトなのかもしれません。
②人に説明する力が鍛えられる
特に集団授業だと日々「生徒にどう説明すれば分かってくれるか」ということを考えながら授業をするため、自然と説明力を身に着けることが出来ます。
培った説明力は大学での発表や就活の面接で役に立つこともあるため、身に着けておいて損はないと思います。
③生徒の成長を通してやりがいが感じられる
生徒とそれなりに長い時間接するため、自分の指導によって生徒の成長を実感できたときは強いやりがいを感じることが出来ます。
とりわけ受験期になると講師も生徒も本気になって取り組み、結果生徒が志望校に合格した時は代えがたい喜びや達成感を感じることが出来ます。これは他のバイトでは味わえない塾講師ならではの魅力であるといえます。もちろん大変な面もありますが、このやりがいを捨てがたくなってそのまま塾に就職する人も一定数いるほど、この点をメリットに感じる人はたくさんいます。
④基本夕方以降なので大学の講義などと被る心配が少ない
塾の授業は部活が終わった夕方以降になることがほとんどなため日中に講義やその他のバイトをしてから塾へ向かうという生活リズムを作りやすいです。特に個別指導だと時間の融通が利くことが多いです。
⑤長期休暇で一気に稼ぐことが出来る
夏期講習や冬期講習の期間になると授業数が増加するため、普段より授業に入ることが出来ます。そのため8月や12月は普段より多く稼ぐことが出来ます。頑張って授業に入れば月に20万以上稼ぐことも可能になります。
【デメリット】
①勤務日が固定されることが多く、休みがとりにくい
特に集団塾にいえることですが、○○の授業は◇曜日と既に決められていることが多く、それに応じて授業に入るためたいていの場合勤務日は固定されています。これには週ごとにシフトを出さなくてもよいというメリットもありますが、その反面その日に休みを取りにくいというデメリットもあります。休みたいときには正社員の先生に事情を話す、他の先生に代講をお願いするなどの対応を行う必要があり、面倒だと感じることもあります。
②ある程度の学力が必要
塾で授業を行うには、そのバイト先の対象学年に応じた知識をあらかじめ持っていることが求められます。研修では知識面についてのフォローはほぼないため、自分の苦手科目の担当になってしまうとかなり苦戦を強いられることになります。
③希望通りの科目を教えられるとは限らない
各校舎によって求める先生が変わってくるため、場合によっては希望していない科目を担当させられることがあります。私のイメージ的には授業数が少ない理科・社会のが出来る先生が飽和している印象を受けます。また文系だから、理系だからという理由で国語や数学を持たされる場合もあり得ます。
④帰宅時間が遅くなる
授業が夕方くらいに始まる分、終わるのが遅い傾向にあります。生徒を返したのちに直帰できる塾ならいいですが、事務仕事を押し付けられることもあり得ます。次の日の大学の講義が1限からとかだと、だいぶ肉体的にキツい部分があります。
⑤スーツを来て塾に行かなければならない
塾によってはスーツを着て授業を行う決まりがあるため、夏でもスーツで塾に行かなければなりません。(一部の個別指導塾では私服に白衣のスタイルで授業をするところもあります)それが面倒だと感じる場面は多々あります。
※余談ですが就活生でもないのにスーツを着て大学の講義を受けている子は塾でバイトしている可能性が高いです。
まとめ
塾講師のアルバイトは他のアルバイトとは一味違った経験をすることができます。個人的には人前でしゃべるいい練習になると思っています。
人によって合うあわないが出ると思うのでこのブログがバイト選びの参考になると嬉しいです。
塾講師の1日
塾講師と聞かれたら「塾の中で生徒相手に授業してるんでしょ」と言われることが多いです。それは確かに間違いではないのですが、授業をしている時間以上に事務仕事が多いというのが実際のところです。
私自身は非正規として働いているため正社員の方のように毎日フルタイムで出勤というわけではありませんが、だからこそ事務作業は優先的に割り当てられることが多いです。
ある勤務日の1日の大まかなスケジュールはこんな感じ
16時ごろ→出勤
16:30~18:30→小学生授業・事務作業
19時~22時ごろ→中学生授業・生徒対応
※少なくとも22時くらいには生徒を帰宅させます。
22時~24時→教室清掃やトイレ掃除、授業記録の作成やその他事務作業
24時→帰宅
上記のような日はだいぶ授業の割合が多い日になります。非正規の講師も授業前に授業準備は必ずするため早めに出勤することはよくあります。
自分の感覚的には授業時間と事務をしている割合が1:1くらいだと「今日は授業が多かった」と思える日で、日によっては授業をせずに事務をやる日もあります。
正社員の先生は出勤時間が全然違うため自分よりもっと長く塾にいることになります。大体13~14時くらいにはいることが多く、早い日は午前中に出勤するなんてことも多々あるみたいです。また、専任(正社員)の先生が1~2人しかいない校舎になると休日なんかあっていないような場合が多く、来る日も来る日も塾に行くという状態になることもあります。
そのうえ正社員になると営業成績についても考えなければならないため相当肉体的・精神的にハードだと思います。その反面、やりがいを強く感じられるという点を魅力的だと思う先生もたくさんいます。
就活やバイトとして塾に興味がある方は参考までに。